お引き渡し11年目のご奉仕

突然の電話!昨年10年点検にお伺いした○○邸奥様からの憔悴された気配、不審火による火災で別荘が全焼してしまった、解体せずに修繕して住みたい意向をうったえられ、何とかせねばと火災の翌日火災現場の伊豆町へ向かった、片道110㌔3時間の道のりである。
現地には既に保険会社の指定の鑑定事務所鑑定員が被害の状況調査に訪れていた、名刺交換にて私も鑑定員であることを延べ○○邸保険金の減額なきようプレッシャーを”
同じく消防署からも原因の調査にきていた、思わず漏電の可能性は?とたずね漏電説は否定されほっと安堵の気持ちになってしまった。
1日おいて昨日今日と○○さんの依頼もあり焼け跡の痕片付けと残存部分を残した改修の可能性と方法のアドバイスのため弊社施工中の現場、寺の梵鐘堂、耐震補強現場、エコポイント断熱改修現場3ヶ所、各現場のお施主様のご理解を頂き2日間現場を空け私を含め6名の大工職人が伊豆に向かい、本日6名無事お役目を果たし身体顔ススだらけで帰還致しました。
被災はしているが奥様の愛着のある和室(紀州の柱のみ)と伊豆石で作られた浴室(浴槽のみ)を残し(解体した方が残すより費用は安あがり)復元し、LDK、寝室、洗面、トイレ、玄関と部分を建て直すことがご夫婦のご希望であることを確認したのです。
この春定年退職され老後定住する為に建てられた別荘です、○○ご夫妻のため先ずは保険会社と掛け合い、難しい火災建物の復元を72年間生きぬいてきた知恵と経験、人脈を生かし遠方ですが人生をかけたご夫婦の希望実現に向かいご奉仕させて頂くことを心で決めたところです。
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*火事場の修復はお手の物、新築同然に仕上げます。