東北地方太平洋沖地震と津波も届かぬ屋根の上

昨日は屋根の上で大工職が作業をする建築現場が2ヶ所あった。
一つは江ノ島弁天近くの新築現場。
一つは古戦場稲村崎海岸で行っているスケルトンリフォーム現場。
何れも海岸から500メートルに満たない建築場所での屋根作業です。
不幸中の幸いと言うと宮城方面被災地の皆さんには申し訳ないが、もしも地震発生が4時過ぎであったなら作業工程から予測して屋根よりの落下者が複数出たであろうが、一時間早い地震の発生であったため工程は屋根の垂木を取り付ける作業中であったため、職人達は自ら打ち付けた垂木につかまりかろうじて落下を免れたのである。
事務所で迎えた地震波、事務所社員達の反応は千差万別、机の下に身を隠す社員、机につかまり何食わぬ顔の人、人それぞれの対応であったが人的災害がなく何よりであった。
現場への連絡は1時間ほどは不通であったがその後はメールでの安全確認ができて、ひとまず安堵したのでした。
テレビで見る被災地の状況から不思議に思えるのは津波の後にはコンクリートべタ基礎らしきコンクリート痕は見あたるが、その上のアンカーボルトで固定されている筈の土台が見あたらないのが不思議である、コンクリート布基礎の見あたらないのは木造住宅木材の浮力で布基礎が建物に付いたまま流されてしまったのだと思うが疑問も残り時間が取れればボランテア協力をかねて現地調査に向かいたいと情報収集に努めている処です。
そんな折、本日16時に新潟県建築士会から応急危険度判定士の協力要請が届いたのです。
新潟県より応急危険度判定士の協力要請が来ておりますが
緊急要請のため,派遣日程,派遣人数等の詳細はまだ未定です。
要請があり次第,随時ご連絡をしておりますので,
日程などに関わらず,ご協力いただける方は
氏名、所属、危険度判定士番号を明記の上,
niigata-aba@mbr.nifty.com 宛にメールをよろしくお願いいたします。