木の実験

照りつけるような日差し。夏真っ盛りですね。
少し前から事務所裏にて、板張りの経年変化実験をしています。
板張りって変化していったり、メンテナンスが必要なのはわかるけど、
「程度」って中々イメージしにくいですよね。
ほぼ3ヶ月。庇のない所で放置しました。
3tunarabi.jpg
左が「クリアー塗装※いつもの」、真ん中が「無塗装」、右が「濃色塗装※新塗料試作」
たった3ヶ月ですが、真ん中の「無塗装」はかなり日に焼けて色落ちが進んでいます。
hikaku.jpg
手前が日に当ててない新品。奥が3ヶ月後。かなり白っぽくなっているのがわかります。
この後周辺環境によってはグレーがかったり、少し黒っぽくなったり多彩な表情に変化していきます。
mizukake.jpg
水を掛けてみました。
3ヶ月位だと、「クリアー」も「濃色塗装」もかなり水を弾いているのがわかります。
真ん中の「無塗装」は吸い込みが大きいですね。
木は濡れた時、乾くことが重要なので「無塗装」の場合は特に通気等の対策が必要になります。
板張りの風合いが好きで、ご提案させて頂くことが多いです。
色落ちや色が変化したものを「味がある」ととるのか、
「みすぼらしい、汚い」ととるのかは人それぞれ、好みではありますが、
住みながら一緒に年をとっていく「体験、暮らし」っていうのも、
見た目の美しさ、綺麗さと同じくらいか、それ以上にいいなぁ。大事だなぁと思います。
塗装の有り無しにかかわらず、傷みの激しい所などのメンテナンスは必要になってきますが、
どうせ手を掛けるなら、気に入った風合いのものと長く付き合っていきたいものです。
定期的に報告していこうと思います。
来社された際に実物をお見せできますので、気軽にお声掛けくださいませ。
高宮
Facebook始めました!
https://www.facebook.com/kagatsuma/
そちらもご覧ください!