NHK 朝ドラ 梅ちゃん先生

NHK朝のホームドラマ梅ちゃん先生はと墓飛びではあるが楽しく見ている。
朝昼晩とそのときの仕事の都合で見られる時間帯は様々ですが背景になる時代が物心ついた頃で、懐かしく記憶に残っていることが多く、終戦前後の大変な時代に幼かった私達や、戦争未亡人になった母やその兄弟を身を削りお世話してくれた祖母、祖母なき後を引き継いで私たち兄弟を育ててくれた我が母きよちゃん加賀妻の名を授け残してくれた釣り好きだった父三之助や義父の、のんべい武おやじ、お世話のなった恩人達の生きた人生の後半を描いているのが梅ちゃん先生の時代背景のようで興味を持って見ているのです。
ちなみに集団就職で故郷の村から町工場へ、住み込み就職をした秀才少年光男君は私と同世代を生きているようです、その彼が夜間高校へ入学できるようになった年がドラマの中では昭和34年、民間から天皇家へ嫁ぐ美智子妃殿下、世の中全体が祝福で賑わっていた時代です。
私が大工の修行を終え年季奉公から解放され年が同じく昭和34年、20歳の春でした.
ドラマの光男君と同じく夜間高校へ、大工の免許皆伝となりやっと自分の力で学校へ通えることになり入学したのが工学院大学付属高校の夜間部でした、20歳の私が15歳の同級生と一緒に学んだことが懐かしく思い出され,光男君の入学許可には涙をにじませ見ています。
もう一つの心に響く言葉、大学教授の梅ちゃんの父親が悟った、若い人に道を譲るという言葉、同じ志を持ち同じ志を貫こうとしている、部下であり教え子である青年松岡医師の存在
引退を決めたが生涯現役を決め新天地に旅たった大学教授、梅ちゃんの父親に親近感を覚えるドラマの終盤なのです。
このドラまに続く現在、バブル直前から総量規制そしてバブルの崩壊~現在に至り彼らは如何にたくましく生き残れているだろうか?町工場の現状を思うに気がかりではあるが賢い光男君の活躍で下町でロケットを作り飛ばしている、ベストセラーとなった単行本・下町ロケットの主人公が町工場の安岡製作所の人たちなのかもしれない。
ちなみにスクリーンを走り回っているミニカーはダイハツの軽三輪自動車ミゼットです。
すでに製造停止絶版となってはいますが私の愛車もまたダイハツのミゼットなのです。