欠陥住宅を正す・建築Gメン

建築主からの悩める相談はいつも突然訪れる。
本日の相談はY市の腕の良い工務店に建築を依頼したIさんです。
土台に開けたホールダウン用の穴が数字の8の字にあいているのが心配どうしたら?、大丈夫か?
間違えた穴は穴サイズの木材を接着剤で固めると言うがそれで良いのか?
土台に開けたアンカーボルト用の穴が楕円形、表面がささくれている。
腕の良い工務店と言うが大工さんは専属でない臨時雇いの大工さんだが大丈夫なのか?
今からでも現場を見てもらえるのか?
等々のご相談を承ったのでこのようなコメントを述べさせて頂いた。
接着剤で固めた構造材は無垢の木材よりl強度は上と言われていますから土台に開けた小さな穴は耐久面からは心配はない。
土台穴のささくれは使用している電動ドリルが使い古されて刃先が鋭利でないのが原因ですが穴は座金で覆うので目立たなくなる。
腕の良い工務店であれば臨時の大工さんに仕事を任せることはしないでしょう(ちなみに弊社大工さんは全て専属、棟梁の目にかなった腕の良い大工さんの施工能力以上の仕事量は受注しない。
Gメンが現場にて調査をする場合には調査料として5万円、報告書をセットに依頼された時の費用は10万円、費用がかかるので調査を依頼せず業者さんに、気になるところを具体的に指摘するのが望ましい、その指摘により腕の良い工務店であれば気を引き締めて仕事をしてくれるでしょう。
最近の建物では材料の良し悪し、耐久性の差は大きいが、見た目だけのきれいさは比較しずらい。
仕上がりの満足度には個人差があるのでGメン鑑定人としては判定を控える事もある。
相談の内容からは腕の良い工務店らしからぬ状況の現場のような気がしてならぬ!