地盤調査

工事が始まる前に、地盤の調査を行います
地盤調査の方法は、色々ありますが、スウェーデン式サウンディング試験で行うことが多いです。
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スウェーデン式サウンディング試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を、1954年頃建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりだそうです。
鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に突き立てます。
クランプに円筒形のおもり(10kgのおもり2枚と25kgのおもり3枚)を1枚ずつ静かに載せていき、1枚載せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察し、記録します。
全てのおもりを載せるとクランプの重さと合計して100kgになりますが、その際、ロッドの沈み込みがなく静止している場合には、ハンドルを回転させ、先端のスクリューポイントで土を掘進しながら強制的にロッドを貫入させ、ロッドを25cm貫入させるのにハンドルを何回転させたかを記録します。
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この試験を経て、地盤が弱い場合、地盤改良工事を行わなくては、いけません。
家を建てる前に、土地の状態を知っておき地盤改良費もある程度かかる可能性があることも
把握しておくことが大事です。