新人ブログ④

こんにちは。

 

4月で入社2年目を迎え、いよいよ新人と名乗れなくなってしまった菊池です。それでも新人と名乗らせてください。

このブログも「新人ブログ」と名付けていますが、名称を変更するべきですかね、、、

 

入社2年目を迎えたということで、

今回は新人監督の業務の一部を紹介したいと思います。

業務の一部紹介といっても、細かな業務の連続が多い立場ではありますので、今回は「枠材」を例にしてご説明できればと思います。

 

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↑加賀妻スタイルの窓まわりです。見学会にいらした方、施工事例をご覧になられた方はよく目にするかと思います。

窓の室内側には「枠材」が取り付けられています。

 

 

そもそも「枠材」とは、窓や建具などのまわりについている部材のことを指し、それぞれ「窓枠」や「建具枠」と呼んだりもします。

近年の住宅では、壁と同化させた色・素材の枠材を用いたり、枠材自体を薄くすることでなるべく存在感を無くした納まりも見られますが、加賀妻工務店では、無垢の杉材を用い、基本的にはすべての窓・建具に枠材を設けることで、枠材自体をあえて見せたつくりになっていることがほとんどです。

そうすることで、床や天井などと同様に、木の表情を大切にしている加賀妻の家づくりにおいて、「加賀妻らしさ」を感じ取れる重要な要素になっているのではないかと、個人的に感じています。

 

 

 

 

 

 

 

今回、例として取り上げる枠材に限らず、柱梁、サッシや建具、設備機器など、家の中にはさまざまな部材や素材があります。

こういったモノたちについて、監督の仕事としては、事前に発注をかけたり、うまく納まっているのかを現場で検証したりしています。

今回の枠材について言えば、まずは図面を読んでどこにどのような窓・建具があり、それぞれどのような寸法の枠材が必要になるかを考え、寸法を細かく指示した発注をします。

 

寸法を決めていく際には、当たり前ですが、この寸法にしてみよう!と簡単に決めることはできず、

窓や建具の寸法、他の部材との関係によってどういった納まりにするかを考えていきます。

したがって、ある程度寸法の制限も出てくることになります。

 

 

では実際にどのように寸法を決めていくのか、どのような制限があるのかを、新人監督なりの方法で説明していきます。

 

(注1:あくまで菊池の考え方・説明になります!)

(注2:この後の説明は枠材の幅寸法に限定していますが、これは監督側の検討が特に必要な寸法は、主に幅寸法に限定されると感じたからです。長さ寸法は窓や建具の大きさで自動的に決まり、厚さ寸法は強度と見た目を考慮した寸法が、加賀妻の標準として定められています。)

 

 

 

例えば、窓枠のを決める場合、窓が設置される場所の壁の厚さを基準として考えています。

 

図が少し分かりづらいかもしれませんが、

すこしでも分かりやすくするために、簡略化した模式図であるということを念頭にお願いいたします、、、

 

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●一番左の図は、壁に穴が開いていて、穴の部分を窓と見立てています。穴の部分では、壁の内側にあたる部分が見えています。

 

●真ん中の図は、壁の厚さよりも枠材の幅が小さいです。まだ壁の内側がすこし見えています。

壁の内側が見えている状態では、壁の内部に入っている下地材や石膏ボードの小口などを綺麗に納める作業が必要になり、見切り材のようなものも必要になりそうです。

最終的には塗装や塗り壁で上手く仕上がるかもしれませんが、作業の段階がふえたり、納まり自体が難しくなってしまいそうです。

 

●最後に、右の図は壁よりも幅の大きい枠材が付いています。壁の内側部分は見えていません。

あとから細工をする必要もなく、シンプルな操作でうまく納まっています。

加賀妻スタイルの窓枠もこれと同じですね。

 

(注3:ここでは、説明の都合上、壁の厚さより大きい・小さいと表現していますが、窓のサッシは壁の内側まで入り込んで固定されるため、実際の枠材の幅寸法は壁の厚さ寸法よりも小さなものになります。ここでは、「壁の厚さが枠材の幅寸法の基本となる」ことを説明するためにこのような表現にしています。)

 

建具枠も、窓枠と同じように、まずは壁の厚さに対してどのくらいの幅が必要になるのかを考えます。

壁自体の厚さと、壁に接している部材があれば、その分を足し引きした寸法になり、壁自体が厚くなればその分枠材も大きくなる、という具合です。

 

他にも、構造上柱が一部太くなったり、サッシの種類や規格が変わったり、枠材同士や他の部材と絡んだりする場合もありますし、枠材を伸ばして棚のように使ったり、家具の寸法に合わせて調整したりなど、設計部の指示のもと、意匠的にあえて寸法を変える場合もあるので、それに応じて寸法を変えて発注します。

普段とは少し違う仕様になったり、図面上では表現しきれない細かな部分もありますので、そういった場合に対応できるよう寸法を考える必要があるということです。

 

 

 

 

色々と分かりづらい説明となってしまいましたが、基本的には壁の厚さを考えて発注している、ということをうまく説明できていればと思います。。。

 

最後に、、、壁の厚みが枠材の幅の寸法の基準となることを説明しましたが、そもそも「枠材の寸法を考えるうえでの壁の厚さ」とは、柱や梁などの構造材、石膏ボード、サッシや建具の一部分などによって決まるため、言い換えれば、こういった部材の大きな変更がない限り、枠材の幅も大きく変わることはない、ということになります。

つまり、枠材に関わる周辺部材の規格が変わらなければ、枠材自体の寸法も基本的には変わらないということです。

 

そうなると、今まで説明したことは意味のないことに思えるかもしれません(汗)。極極極論ですが、今説明した作業を大工さん任せにして、多めの材料を現場に納材してしまえば、新人監督菊池君の仕事は必要ないじゃないか!などなど・・・。

 

しかし、監督という立場で、材料の過剰が無いように、なるべく余計な作業を増やさず工程がスムーズに進むように、また、大工さんに寸法の根拠を示すことで、意図や目的を理解していただくといった意味合いでも、監督側が予め寸法を考えて発注をするということは大切な作業だと感じています。

 

菊池