加賀妻の配筋工事

建物を建てる上で重要な工事になるその一つが基礎です
その中でも、配筋は大切な部分です
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木造において、鉄筋は土に面する部分は6㎝以上、空気中に接する部分は4㎝以上と決まっていますが、実際にそのように施工されている現場が多くありません。
配筋時には、ちゃんと取れているか確認することも大事です
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ベース部分、立ち上がり部分も図面通りのピッチになっているか確認が必要です
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出隅部分は横の動きに対して、弱い部分です。そのため出隅には斜めに配筋を施し、
強化を図っています
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また、出隅の鉄筋はあえて内側に施工することにより、横の動きに対し、爆裂・破壊が起きにくいようにしています
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通常木造の場合、異形鉄筋を使う場合フックはいらないのですがあえて加賀妻では施工しています。これにより縦の動きに対しての爆裂・破壊が起きにくいようにしています
鉄筋は空気中に触れていると、どんどんさびて劣化していきますが、コンクリートと密着すると止まります(難しい話になるので割愛しますが、鉄筋とコンクリートのいいとこどりで、頑丈な基礎になります、昔は密着を良くするためにアンカーをわざとさびさせていたこともあるので、配筋時の錆は気にしなくて良いレベルです。)
上下・左右にも動きにでも過剰かもしれませんが、あえて一手間くわえている加賀妻の配筋です。 
是非見ていただければ、頑丈な基礎であるのを分かっていただけるとおもいます。