地場の工務店の使命

一昨日の台風の最中近所のアパートの住民が血相を変えて会社に来ました、プレハブメーカー建築のアパート玄関ドアが風にあおられ破損してしまい扉が閉まらないのだそうです。
帰宅準備の私と社員で土砂降りの中つかみ道具を抱えて案内されたアパートに向かいその現状にびっくりでした。
暴風の中その家の奥さんが必死に風であおられ飛ばされそうな玄関ドアを押さえていたのです。
もしも近くに加賀妻工務店が無かったのなら台風が去るまでの間ご夫婦でちぎれ飛ばされそうなドアを押さえていたのであろうか!
暴風の中の修理には危険な上、邪魔なご夫婦は室内に入って頂き社員と力を会わせ無我夢中1時間ほどで応急修理を済ませる事が出来たのでした。
社員共々ずぶ濡れであったがご夫婦からの感謝の言葉で地場の工務店の使命が果たせた喜びを感じたのです。
台風一過の本日も主治医(出入りの工務店)を持たぬ被害住宅の家主達からのSOS発信を沢山受信しその対策に追われている今日です。
台風程度で町はパニック、もしも大地震が発生したらと考えると、ますます地場の工務店は災害時の受け皿を強化せねばと改めて悟ることとなった小さな台風の到来でした。