こんにちは
湘南のリノベ屋
石川です
今回は「性能向上リノベーション現場レポート」
の最終回となります。
今回は造作家具へのこだわりと
リノベーション工事竣工について
レポートお届けいたします。
前回までのレポートは
こちらをお読みください
まず初めに造作家具についてです。
基本的には造作家具の提案は必ずさせて頂きます。
予算はかかりますが、
量販店の家具をポン置きするよりは
はるかに使いやすくてリノベーション後の
空間の質感がとても良くなります。
今回はキッチン対面カウンター廻りから
連続してコの字型にローボード配置し角に
デスクコーナーを設けました
床、天井、造作家具の素材感を
統一することでとても使いやすく
見た目にも上質な空間がそこには出来上がります
こんな感じで現場で大工さんが家具は作ります
カウンターには手垢防止程度に塗装しています
右側が塗装後、左側は塗装前です
色つやが違うのが分かりますね
完成がこちらです
右側一段低い部分が
デスクコーナーです
対面キッチンカウンター側はこんな感じです
床のヒノキ、天井のスギ、
造作家具はタモ材とシナ材の組み合わせです
統一感のかる空間が出来上がっていると思います
子供部屋にも造作家具を設けました。
一部屋の大きさが7畳半です
お子様2人の空間を家具で仕切るプランです。
中央に家具を配置して家具で間仕切りました。
どちらの空間も左右対称になるように本棚で仕切ります。
お子様が将来独立して大きくなり
家を出られたら家具を撤去すればまた一部屋に戻ります
家具の上は天井まで届かせていないので
個室的というよりは気配をそれぞれ感じる事の出来る
空間として作りましたこんな感じの家具です
本棚の横にはデスクを設けています
最小限の大きさですがお子様一人が生活するのは
これで十分だと思います
小さいですがクローゼットも設けています
このクローゼットの手前にベッドを置いて頂く計画です。
お子様一人のスペースとしては3.75帖のミニマムなスペースですが
お子様もお施主様も気に入って頂けました
他にも大工さんが現場で作った造作家具が
いろいろあります
部屋の一角を書斎コーナーとするためにデスクを
造作しました。棚に入れるもの、置くもの
など細かい打合せを行い世界に一つのデスクです。
これは仏壇置き場です
ちいさな仏壇をさりげなくちょこっと置きたいという
ご要望で大工さんが現場で造作しました
こんな造作家具を設けながら
完成した写真がこちらです
工事前、工事後で
並べて写真ご覧ください
洗面化粧台も造作で作りました
寝室は大きな部屋として設計し
将来の可変性に備えてあえての収納などは
作り込みませんでした
ディテールです
引渡し前のワークショップとして
お客様と一緒に床にワックスをかけます
「性能向上リノベーションという」
タイトルを付けて
今回は5回に分けてレポートお届けしてきました
性能向上リノベーションとは
単に耐震や温熱環境などの
数値的な性能向上を求める
だけの工事ではありません。
性能向上リノベーションの本質とは
改装後のこの家がお客様にとって
今まで以上に暮らし勝手が良くなり、
家族の幸せを感じる事が出来、
数値では図ることのできない心地よさに
満ち溢れた家に生まれ変える事だと信じております
これからの工事も
性能向上を心掛けながら
本質を追求する
リノベーション工事に取り組んで行こうと思います
今回も長文にお付き合い頂きまして
有難う御座いました
2024/12/15
湘南のリノベ屋 石川
次回からは築22年、絶景が見える
高台に建つ2×4住宅の
リノベーション工事レポートをお届けいたします