OMメンテナンス

当社新築17年目となるOB宅にて、制御盤にエラー表示E1が出て復帰しないと連絡が有りお伺いしました。   エラー表示を、調べて見ると制御盤と小屋裏のドライブユニットとの通信故障と判明。当日は、雷、雨の荒れた天候で雷によるサージによる被害と思われます。

この機種はもう修理対応が出来ないので、制御盤、ドライブユニット、ハンドリング、集熱コイル等全交換となります。今回は、幸いなことに火災保険にて高額となる費用をまかなうことが出来ました。           この時期の交換工事は、高温の小屋裏での作業となり非常に過酷です。既存のダクト、配線を利用して新しいシステムに交換します。温度を感知するセンサーは全て新しい物に付け替え、足りない配線は、新規で持ってこなければなりません。お湯取り用のコイルの交換は、たいていの場合、銅管が直接接続されているので、切断して既存コイルを撤去後、新しいコイルを挿入し高温の中でバーナーであぶり、ロー付けします。狭い小屋裏ですと非常に注意を要する作業となります。思考回路もショート寸前です。

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ハンドリングユニット

 

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DOM型制御盤

 

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新しいハンドリングの据付、真ん中の箱にファンと集熱コイル、左右の箱が送風経路を切り替えるダンパーとなります。
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集熱コイルに既存銅管を溶接し、ダクトを接続、配線作業、熱媒液の補充、等々

朝から三人作業でも、作業が残ってしまいました。翌日配線の残り、試運転と汗でよれよれになってしまった工事マニュアル・・・・。なんとか、工事完了出来ました。   横内