ウッドデッキ

まずウッドデッキを作るには、束石で基礎を作ります。
束石は、ウッドデッキ制作の中では最も重要な部分ですので、正確に作ります。
束石の水平がとれていないと束柱が垂直に立てられません。
このくぼみに後でセメントを流し込むので、束石よりも一回り大きく掘ります。
砂利をくぼみに軽く敷いて、その上に束石を置き、セメントをかぶせます。
かぶせることで、束石が地面から動かなくなります。

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水糸を張り、水糸の高さと束石の高さを同じにすれば水平になります。

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束石で水平が出ているので、束の長さも全て同じ寸法でカットできます。
床板を支えるのが根太になります。
根太をサンドイッチ工法で頑丈にしました。床板を支える部分なので、しっかり取り付けます。
根太が完成しましたら、根太の上に床板を張ります。
床板は、ウッドデッキの水はけや換気性をよくするために、隙間を開けて張ります。
私は、5㎜の隙間を開けて施工しました。床板の隣同士にスペーサーを挟み、隙間を均等に合わせ張っていきます。
床板はウッドデッキの中でも一番目につく場所であり、床板の仕上が、ウッドデッキの完成度を大きく左右します。

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天然木を使っているので、木材が日々退色する姿は、天然木本来の味わいを表しています。
自然の風合いを大事に、木のぬくもりと触れ合っていただければ幸いです。

加賀妻英樹