先月お引渡ししました、
大磯I邸は、ZEH仕様の住まいです。
地域型グリーン化事業の補助金対象。UA値は0.6。
加賀妻工務店の住まいの性能値は、標準でUA値0.6~0.7で、ZEHレベル程です。
サッシ一枚一枚の性能値の入力を細かく入れていないので、計算上は緩い数字が出ます。
実際にはG1(UA値0.56)レベル。
性能値を求められるお客様が増えています。
一軒一軒、整理しながら、回答を出していきます。
性能値に縛られない、
デザイン・構造・性能・造園のバランスの取れた家づくり
を進めて参ります。
以下、
大磯の住まいの写真です。
北側外観です。
ロフトを希望でしたが、外観デザインを考慮し屋根勾配は2寸に抑えています。
ロフトの天井高さは、梁レベル下げて高さを実現しています。
北西側に山並が臨む2階の窓を連段窓としています。
準防火地域は、開口部の幅が制限されるので、大きな窓が余り使えません。
その為、FIX(嵌め殺し)窓と滑出し窓を組み合わせた「連段窓」としています。
西側道路側外観。
連段窓下のFIX窓は、トイレの窓と、踊り場の猫の覗き窓
玄関は下屋、格子で目隠ししています。
ロフトレベルにアスレチックネットを張る前の連段窓。
ロフトレベルにアスレチックネットを張った後の連段窓。
ロフト床とアスレチックネット
2階寝室を出てスタディーコーナーを見る。
景色を楽しみながら在宅ワークが出来ます。
1階LDK。右手は小上がりの畳リビング。
既存の梅を見る窓を作りました。
左手は製作のステンレスキッチン。
1階LDKの開口部の構成。右手は小上がりの座れる出窓。
化粧柱と枠を組合せて、窓が一体に見える様にしています。
鈴木明宏大工さんと相談しながら。。
2階寝室とクローゼットから出れる物干しスペース。
梁を跳ね出して、柱を建てずに開放的。
構造はいつもの山辺構造設計事務所。
手摺は亜鉛メッキのフラットバー。コーナーは裏でビス止めしています。
外構はお住まいになりながら、とのご意向もあり、
これから駐車場周りの外構工事です。
気になる、ウッドショックにつきましては、まだ先が見えません。
床材や下地材については、原木が値上がりしている為、金額が上がってきています。
その為、下地材も外材でなく国産材の杉を利用しようと、
栃木の益子林業から、入れてもらうように動き出しています。
柱・梁などの構造材については、
植林からプレカットまで一貫体制の和歌山の山長商店から、
多少の遅れはあるものの、入ってきています。
(去年、コロナの為、減産していた影響で多少納期が前後します)
先月は3棟上棟しました。
今月上棟が2軒控えています。
写真は
先月上棟した、七里ガ浜T邸と葉山T邸です。
七里ガ浜T邸
3つの切妻屋根を組合せた外観です。
葉山T邸
寄棟の眺望を取り込んだ2階リビングと平屋の組合せ。
大工工事真っ最中。完成が楽しみです。
高橋一総