加賀妻の家づくり2

私は営業の仕事をとても長く続けています。
昨年も11件のお客様とご縁が出来ました。
携帯電話には、お客様の電話番号が200件ほどあります。
誰よりも多くのお客様と出会い、誰よりもお客様が、不安に思う事。嬉しく思うこと。
怒る事。残念に思う事。口には出しにくい事。そして期待している事。
すべて自分自身で体験を積んできています。本当に沢山の経験を積んできました。
先頭に立ってお客様の気持ちが解る実践の仕事をする事で、現場で働く職人達にも上手に伝える事も出来るし、お客様の立場に立った物の見方が出来ます。
なによりも、私が素直な気持ちで責任が取れる仕事が出来ます。
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http://www.kagatuma.co.jp/events/report.html
結婚披露宴の感動。
親に対する感謝の気持ち。友人知人に対する感謝の気持ち。
その場には、
幸せな人生が築けるよう選ばれし人達のみが集まりみんなで祝福してくれます。
その場をぶち壊すような人はいません。もちろん,いてはいけない事であって、招待はしません。
家づくりもまったく同じです。
私は、[家づくりを楽しんで下さいと]必ず話をします。
安心して任せ、楽しんで頂きたいと願っています。その為にも、私達造り手自身が価値観の合う仲間と楽しんで仕事をするという事は大事な事です。
スタッフや職人達がお客様と一緒に楽しんで家づくりが出来なければ、お客様には家づくりを楽しんで下さい!とは絶対に言えません。
(家づくりを楽しめない人+心が通わない人+仕事を大切にしない人との仕事は難しいです)
私はその事が100パ-セント出来ているかどうかを絶えず気に掛けています。
家の耐久性って何だろう、どんな家を造れば大切に大事にしてくれるのだろう壊さないだろうと考えた時。
そこに住まう人が自分の家に誇りと愛着を持って末永く不満を抱かずに暮らせる環境を造りだせるかどうかで決まってくるのではないかと考えています。
何が本質かを見極めようとする探求心が最も大切であって短絡的に広さや設備機器やお金の大小でもなく。
素材も複雑な加工材料は基本的に使用せず、自然に有る物を最低の加工で使う事ではないかと感じています。
耐震性や温熱環境は確保しつつ、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)に心地よいと感じ取れる快適な家がシンプルではあるが一番贅沢で快適な住まいだと実感しています。
愛着が持て自分によくなじんだ住まいは、末永く大切に大事にしてもらえます。
私たちも一生懸命造った家です。永く大切にしていただきたいと願っています。
脳の発達科学によると
赤ん坊の、はいはい、には意味があるそうです。0~3歳児のはいはいの時の興味が大脳の発育上大きな差が出てくるそうです。赤ん坊は母親に抱かれて安心して、すやすや眠ります。
赤ん坊は五感で育つそうです。
なんだろうかがいっぱいあった方が良いという事だそうです。
工務店は小さくて、強い組織であれば良いと考えています。
工務店には家づくりが大好きな人間が集まってきます。安定志向で大手企業に就職するのと違い、どこでも出来るようなお客様に合わせた家づくりをするのではなく、自分たちが求める家づくりにおいて同じ物・同じ事を反復して深めていき確実に形にして行くという仕事はとっても面白くて楽しく夢や希望が持てる仕事です。
そんな家づくりに共感していただけ、応援していただけるお客様に巡り合えるように日々努力しています
注文住宅を建てるということは最高の贅沢だと思います。
オーダ-して何かを作るという事があまりなくなってきた時代において夢を描きそれを具体的な形にしていくという作業はその金額の大小にかかわらず、とても贅沢で素敵な事だと思います。これを楽しまない手はありません。
不思議な事ですが、楽しんで家づくりをした人の家を見たとき、そのことが家から伝わってきて、すごく幸せな気持ちになります。
私は、家を造るという事は、お客様から設計を依頼され、施工を依頼され、家守りを依頼される事だと認識しています。設計は外注の設計者であったり、施工も下請けの工務店だったりしてはいけないと考えています。
加賀妻工務店は自立した工務店です。設計も施工も外注に依存しないで、自社で設計をして、自社で育った大工が真摯に誠実に家づくりを続けています。
自然素材で造る樹の家は、そこで働く職人が生き生きと時間を掛けて丁寧な仕事をする事が大切です。
2010年度の第一生命保険相互会社が毎年行う小学生への将来何になりたいかのアンケ-トでは10年続けて、大工さんがベスト10に入っています。
しかし、今の建築業界では一般的には、より良く創るよりも、より安く創る努力の方が勝っているように思えます。変な話だし、面白くありません
。家を造るという姿勢と家を売るという姿勢では家づくりにおける考え方がまったく違います。
職人を大切にせず、若い職人を育てるところはあまりありません。
工期短縮、価格競争、利益第一主義、大手メ-カ-は見習いの大工など相手にしてくれません。欠陥住宅と良く聞きますが、私は手間抜き住宅と言っています。
今現場で働く職人の手間賃がどんどん下がっています。
一日2万円頂けて手間賃が半分の1万円しかもらえない。
これでは手間を掛けて良い仕事など出来ません。
日本の人口は減り続けます。新築の着工もどんどん減っていきます。
採算が取れなくなれば大手メ-カ-は市場から撤退していきます。
その時になって気づくのでは遅いです。
現在の環境破壊と同じ事です。
暖かい目で若い職人さんを見ていただきたいです。
基本的なことは事前にある程度勉強しておく
夢を持つということは自分の人生のビジョンをしっかり持つ事ということだと思います。
家づくりも同じです。
シックハウスや断熱気密や結露の事、基礎や通気の作り方、設計や大工さんの事、現場管理の事、アフタ-メンテナンスの事、ある程度は自分たちで考え答えを持っておいてください。素人だからでは駄目です。
説明する方もどこのレベルから話せばよいのか?
解らず、困ってしまう事が有ります。
あなたが質問をして、説明を聞いて、その答えが、金太郎飴のごとくどこから切っても金太郎の顔が現れて(うん、そうだ うんやっぱりそうだ)の連呼が沢山出来る事は大事な事です。
良い作り手に巡り合う大事な事です。
共感が持てる作り手と巡り合えればよりいっそう家づくりが楽しくなります。
安心して信頼して楽しい家づくりが任せられます。
あるコラムから
いま、学校の子供たちの心が荒れ、すさんでいる、それは戦後、学校の校舎がコンクリ-ト建築になったせいだ、そういった左官がいた、昔の校舎は、左官が手掛けた土や漆喰の壁と木で出来ていた。
左官の壁も木も弱い物だ、たたけば傷が付いたり、剥がれ落ちたりする、それで子供達は自然に壁や木で作った机や椅子を傷つけないように、大事にする心を学んだ、一方コンクリ-トの壁のように、殴っても蹴ってもびくともしない物を子供達は手荒に扱う、それに伴って子供たちの心も自然に荒れていったのではないか、大工にしろ左官にしろ、職人達は、物の見方も、人との付き合い方も優しい。
この優しさはどこから来るのか、そう考えたとき
仕事の対象が自然を相手にしているところに由来するのではないかと気づいた、職人は勝つとか負けるとか儲けるとか損をするとかいった世界の向こう側にある。
うそをつかない自然への深い思いを抱いている。
・・・以上は、先週のセミナ-で私が話をさせていただきました内容です・・・
先週二宮町で行った見学会の時に、お客様が撮った写真をお客様が展示をしてくれたものです。
基礎・大工・電気・水道・タイル・建具、多くの職人に触れ、みんな一生懸命造ってくれて本当に感動し嬉しく楽しかった、そのことを、見学会に来られた人たちに伝えたいと!
沢山の写真を展示してくださいました。
・・・私たちも、お客様と共に本当に楽しんで一緒に家づくりが出来て幸せでした・・・
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