那須に行って来ました

今週那須に行ってきました。
と言っても観光・温泉浸かりにではなく、日帰りで栃木材の視察です。
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まずは、長物(梁や通し柱など製材)の二宮木材さんを見学。
梁の化粧材です。 目のつまりなどは、山長さんを見慣れているせいか、そうでも有りませんでしたが、木質や艶などは見劣りしないほど。
栃木の山は急斜地が少ないため素性が言いそうです。
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製材前の丸太の説明を聞きました。今製材で多いのは40~50年生ですが、十分構造材に使えます。
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次に訪れたのが、我が社でも今現在、床フローリング・造作材を供給していただいている益子林業さんにお伺いしました。
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ちょうど乾燥機には、当社・H邸様のフローリングが入っていました。 
急激に乾燥させるのではなく、低温乾燥なので割れや収縮などが少なく、含水率も低い床材が出来上がります。
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この一列の丸太は、加賀妻工務店だけの材です。材種は松です。
1本から4枚程度しか取れない材です。
日頃節が有りすぎる、割れがなど・・・注文を付ける事が多い私たちですが、この生きている木を見ていると、本当に貴重な材だと思わされます。
益子林業さんは、とても素朴でまじめな、木に思い入れのある製材屋さんでした。
また、そこで働く従業員さん達も、私たちが訪れると手を留めてくれて大きな挨拶で迎えてくれました。
なんかちょっと大げさですが、忘れていた部分を思い出させていただける貴重な視察になりました。
出来れば、当社の大工さんも引き連れて、また機会があればこれから建てられるお客さんも見られると一層愛着がある家作りが出来るかな等も思い帰路に着きました。
(YOSHI)