新しい省エネ性能表示制度 「BELS」(ベルズ)

4/1から、住宅で新しい省エネ性能表示制度「BELS」(ベルズ)が始まっています。
(住宅以外の建築物では、去年から始まっていました)
「BELS」とは
省エネルギー性能に特化して、一次エネルギー消費量のみを評価指標として、
住宅の省エネ性能を格付けするものです。
星1~5ランクで評価されます。
2001年からある「CASBEE」との違いは、
CASBEEでは音環境、温熱環境、街並み景観など、
非常に幅広い視点から総合的に環境性能を評価していますが、
BELSでは省エネルギー性能に特化して評価するので非常にわかりやすいものとなっています。
民間の検査機関(BELS実施期間)でも
一次消費エネルギーを基に、省エネルギー性能を評価して、
5段階の星マークで表示されます。
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加賀妻の住まいでも一軒出してみました。
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結果は星5つ。
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性能の見える化はよいことですが、
設備等に特化した性能の見える化になりがちです。
設備偏重にならないよう。
設計力を生かした、
「住み心地のよい間取りの住まい」
を目指していきます。
CASBEEの出始めの際も資格を取るなどしましたが、制度は広まらず。
BELSは浸透するか様子をみながら進めていこうと思います。
高橋一総