メリハリ上手

昨年、横内先生の設計塾にて課題となった敷地の完成見学会に参加させて頂きました。IN神戸。
お引き渡し前のお宅でしたので、写真を載せることはできませんが、
庭と一体となった設計手法など、たくさんのお話を聞くことができました。
設計塾でご一緒させて頂いた方々にも再会。
またお会いするときには、少しでもレベルアップすることを心に誓いつつ、
穏やかで、心地の良い空間に後ろ髪を引かれながら、会場を後にしました。
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お打ち合わせの時に「(廊下とか)なんで天井を低くするんですか?」
と質問頂くことが多いのですが、設備負荷はもちろんのこと、
やはり演出効果も大きな理由です。以下、神戸にて
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新神戸駅のすぐ近くにある「竹中大工道具館」。頭に触れそうなほど押さえられた門をくぐります。
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ぱっと開けた異世界が広がります。
わざとまわり込んで玄関にアプローチしていきます。ニクい演出です。
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芦屋川の「ヨドコウ迎賓館」のエントランスピロティ。
心臓破りのライト坂を超えた先にあります。
ぐっと高さを抑えた天井は手で触れるほどです。影の中で景色が映えます。
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応接室。ぐっと高さが押さえられたソファコーナー。景色を横長に切り取る窓が素敵です。
対比する中心のテーブル上は開放的な高さ。
「おさえるところ」と「ひらくところ」。メリハリ上手は気持ちが良いです。
「心地良い」を探して日々鍛錬です。
今週末19日には、ご厚意により、平塚高浜台にて見学会があります。
「幅5mを超える、ぱっと開ける大開口と一面の松林」ぜひ体感にいらして下さいませ。
見学会情報
http://www.kagatuma.co.jp/observe/2016/05/post_5.html
告知ブログ
https://www.kagatuma.co.jp/design/2016/06/o_2.html
高宮