温湿度の検証② ~小田原M邸

小田原市 M邸
最低気温がマイナスを超した1月のデータをまとめました。
  
南東側ダイニングに蓄熱暖房機の設置ありです。
     
測定場所は、①南東側の居間 ②北側トイレ ③北西側寝室は ④南東側2階部屋
    
今回測定した部屋の蓄熱暖房機の恩恵は
LDKと、吹抜けとリビング階段から繋がる2階も十分にあります。
しかし、トイレと寝室はあまり無い状況です。
   

   
実際にデータを見てみますと・・・
  
予想通り、居間と2階はかなり暖かくなっています。
    
日射の少ない、寝室は居間程ではありませんが、温度変化が小さく、
明け方の冷え込む時間帯でも、なんと10℃以上の外気温との差があります。
他の部屋と違って、夕方、外気温が下がるのに伴い室温も緩やかに下がるのに対し、
寝室だけは日中とほとんど変わらない温度を保っています。
西日効果なのでしょうか…。
直射日光の無いトイレにおいては、外気が最低気温(-2.4℃)になった際、室温6℃。
その差8.4℃もある状況です。
これらは断熱効果に他ありません。
断熱がしっかりされてる家は快適性だけでなく、省エネ効果も大きく光熱費が抑えられます。
温度・湿度は住まいの快適性にとても重要なところですが、目に見えないところなのでこういったデータをとり検証することはとても意味があり、今後の設計に大いに役立つ部分であります。
次回は今年の夏は熱くなるのでしょうか?
真夏の検証も楽しみですね。
 
shirota