海洋調査

沖縄(西表島)の珊瑚白化現象について現況調査をしてまいりました。
水温32℃の海中は温水プールのようです。
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ご存知かも知れませんが、白化現象とは珊瑚が色あせて白っぽくなる現象の事をいいます。
珊瑚の体内には、褐虫藻(かっちゅうそう)という直径0.01mmほどの単細胞の藻類が棲んで光合成を
行い栄養分を作る事によってその栄養分で珊瑚が成長しています。
海水温が2℃高くなるだけで、この褐虫藻が珊瑚から出てしまって色が抜け、珊瑚の色が白くなります。
これが白化現象です。そしてそのまま褐虫藻が珊瑚に戻らないと、珊瑚は栄養をもらう事が出来ずに
死んでしまいます。褐虫藻にとって26℃~28℃が最適温度との事。
先週すでに、沖縄では水温30℃以上が30日を越えたそうです。
1998年には世界のサンゴの16%が色を失いました。
このままでは、50年後には世界中の珊瑚が絶滅すると言われています。
何とかして下さい。
息子に 「このまま、温暖化が進んで世界中の氷山が溶けて水面上昇したらどうする?」と尋ねたところ
息子曰く「北極の氷は、凍る時に増えた体積分が水面上に見えているだけだから、解けても水面上昇はおこらないよ」との見解、
父    「・・・・・」
息子   「珊瑚死んじゃったら、悲しいね!!」
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一足早い、夏休みをいただきました。(山)