工務店の出来る事

近藤棟梁と弟子の有川君です。今、平塚市の二世帯住宅を最後に近藤棟梁から独立します。先日、私のところへ来て「親方から独立の許しをもらいました。加賀妻工務店に残りお客様に喜ばれる仕事を続けます。これからもよろしくお願いします。」と挨拶に来てくれました。
7年間の辛く厳しい修行本当にご苦労様でした。奥様の協力にも感謝します。
今後、修行中の5人の若い大工さんの良き先輩として期待しています。
     みんながんばれ! 「私も営業がんばります」私が営業でがんばれるのも本当に素敵な大工さんに囲まれているからです。
・・・偶然にも弟子として最後となったお客様は近藤棟梁が受け持った。2001年11月11日の現場見学会に参加していただいたお客様でした。image0003.jpg
・・・私の思いは当社で育った大工さん達で加賀妻工務店の新築やリホ-ム工事をすべて行う事。数年後には7名の加賀妻工務店卒業大工さんが誕生します。若い職人さんは宝物です。古い大工さんに話を聞くと、大工には本当はなりたくなかった、家が貧乏で子沢山で学校に行けず、仕方なく大工になったと言います。今の裕福な日本では考えづらい事です。加賀妻で修行を積んでいる若い職人さん達は自ら大工になりたいという志を持っています。中途半端な気持ちはありません。本当に良い弟子ばかりです。
・・・しかし今、町場の地域工務店は仕事がありません、大手ハウスメ-カ-の下請けに使われています。若い子供達を受け入れる余裕がありません。子供達の夢や希望を叶えられません。日本の文化伝統は職人(物つくり)であったはずです。建築は地場産業でもあります。少しでも多くのお客様が地域の工務店に目をもう一度向けて下さる事を願っています。