素材の写真_4

今回は素材の写真というよりは、

角(もしくは隅)の写真です。

しかしながら、こういった箇所はいくつかの素材が拮抗する箇所ではあるので、

素材の写真ということにしてください。

 

建築屋さんは、

出っ張った角(カド)のことを出隅(デスミ)、

引っ込んだ隅(スミ)のことを入隅(イリズミ)、と言います。

 

個人的に、スミにカメラを向けがちです。

担当した新築現場で撮影してきました。

 

跳ね出しバルコニーを見上げています。

出隅です。

外回りに鉄骨手すりにが取付けてあります。

鉄骨手すりがクワガタみたいで、かっこいいですね。

奥の方には大屋根の軒裏が見えています。

 

これも鉄骨手すりです。

左官の外壁のざらざら、鉄骨の細くてきりっとした素材感の対比が

いい感じです。

 

1枚目の写真の奥に見えていた、大屋根の軒裏です。

屋根構造が現しの仕上げとなっていて、ダイナミックです。

 

近寄り過ぎてなんだかよくわかりませんが、

入隅を見上げている写真です。

上は天井の杉の羽目板、

右は壁のレッドシダーの羽目板、

左は外壁の左官。

施工的には、苦労の多い箇所ですが、

きれいに納まっています。

 

隅に限らず、素材の切り替わる箇所は、

設計もですが、施工的にも腕の見せ所です。

素材が違うということは、

施工する業者さんもそれぞれ違うので、

連携プレーが肝になります。

 

以上、竣工間際の現場から、

隅の素材の写真でした。

 

ミヤジマ