今回は素材の写真というよりは、
角(もしくは隅)の写真です。
しかしながら、こういった箇所はいくつかの素材が拮抗する箇所ではあるので、
素材の写真ということにしてください。
建築屋さんは、
出っ張った角(カド)のことを出隅(デスミ)、
引っ込んだ隅(スミ)のことを入隅(イリズミ)、と言います。
個人的に、スミにカメラを向けがちです。
担当した新築現場で撮影してきました。
跳ね出しバルコニーを見上げています。
出隅です。
外回りに鉄骨手すりにが取付けてあります。
鉄骨手すりがクワガタみたいで、かっこいいですね。
奥の方には大屋根の軒裏が見えています。
これも鉄骨手すりです。
左官の外壁のざらざら、鉄骨の細くてきりっとした素材感の対比が
いい感じです。
1枚目の写真の奥に見えていた、大屋根の軒裏です。
屋根構造が現しの仕上げとなっていて、ダイナミックです。
近寄り過ぎてなんだかよくわかりませんが、
入隅を見上げている写真です。
上は天井の杉の羽目板、
右は壁のレッドシダーの羽目板、
左は外壁の左官。
施工的には、苦労の多い箇所ですが、
きれいに納まっています。
隅に限らず、素材の切り替わる箇所は、
設計もですが、施工的にも腕の見せ所です。
素材が違うということは、
施工する業者さんもそれぞれ違うので、
連携プレーが肝になります。
以上、竣工間際の現場から、
隅の素材の写真でした。
ミヤジマ