敷地は葉山町の小高い土地で、緩やかに道路が曲がっている角地にあります。緩やかに曲がっているので、敷地北東側はR状になっています。また、高低差があり、道路が北に向けて下がっています。自ずと駐車場の位置が決まります。南・西側は隣家建物が面していますが、風致地区の土地柄、比較的ゆったりと建っています。 現調の際に、既存建物が建っていたことから、施主と2階からの景色や1階の周りの環境「緑・山並み」を一緒に確認出来たことで、その後の設計打合せはスムーズに行われました。
周辺環境から、北東の緑・山並みを取り込むような開口部をイメージして、2階LDK・1階ゲストルームの配置を決めて行いました。 1階ゲストルームに、1枚の全開放サッシ+全開障子、2階の居間に、2枚の全開放サッシ+全開障子+コーナー窓を設け、建物の核の開口部としました。 2つの開口部を起点として、プランと外観を整えていきました。
外観は、ロフトが必要なことから、比較的緩めの片流れの屋根とし、但し玄関部分を引っ込めて軒を出し、単調にならないようにしました。それぞれの開口部の数や位置を出来るだけ抑えて、効果的な光を取り入れられるように工夫しています。内部は、1階の見どころは、お出迎えの畳玄関(兼フリースペース)。2階の見どころは、ロフトへつながるシナ合板の天井、1段下がったタイル床の造作キッチンとパティオ(中庭バルコニー)です。今回、殆ど全ての家具や設備が造作家具となっており、大工工事の見どころが満載です。
お施主様は加賀妻工務店の「本物志向の設計力・素材力・大工力」に期待され、 加賀妻工務店を選ばれました。その為、お打合せ内容も多岐に渡りました。 山辺構造事務所にも足を運ばれて話を聞きに行きました。このような、特に意識レベルの高いお施主様のご要望を受けて、構造設計・設計・大工さんの技術力を駆使しながら、周辺環境に溶け込みながらも、個性のある建物・空間で応えられたと思います。
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竣 工: | 2024年2月 |
| 敷地面積: | 148.89㎡(44.95坪) | |
| 1階床面積: | 59.49㎡(17.96坪) | |
| 2階床面積: | 49.55㎡(14.96坪) | |
| 延床面積: | 109.04㎡(32.92坪) | |
| 大 工: | 有川 健司 |
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