こんにちは。新人の菊池です。
2回目の新人ブログにして久々のブログとなってしまいました、、、
前回のブログを書いた時期は、上棟する前の基礎工事の現場であったり、完成間際の現場を見ることが多かったので、木工事の様子が分かる現場を見る機会はなかなかありませんでした。しかし、今回のブログまでの数か月の間に、2棟の木工事が完了し、私が入社してから上棟した現場もいよいよお引き渡しが間近に迫っています。
(この文章を書いてふと思いましたが、お引き渡しが終われば、着工から完成までの一通りの工程を経験したことになるので、入社してからの自分が着実にレベルアップできているのか焦りもでてきました、、、)
最近では、小さなやり取りにすぎませんが、大工さんや職人さんと直接やり取りする機会もあったり、木工事の順番や発注のタイミング、細かい納まり、職人さん同士の関わりや連携・段取りなど、覚えることが一段と増えてきています。それでも現場は止まらず動くので、次に何をしたらいいのか、普段何を考えて現場を見るべきなのか、段取りや確認事項をどのように覚えていくか、色々と試行錯誤しています。
長々と近況報告をしてしまいました、、
他にもブログのネタが溜まっているので、近況報告のつづきも投稿したいと思います。
ところで、、、
前回のブログでは、基礎工事の最初の工程にあたる「遣り方」についてまとめていました。
今回の本題は「基礎工事と、その際に監督が現場で行う確認作業」についてまとめてみたいと思います。
基礎屋さんが行う作業と、それに対して監督が確認していること、という流れで説明したいと思います。
ちょうど今月、新たな物件の着工が始まったタイミングでもありますので、復習も兼ねて自分なりに整理していきます。
「遣り方」以降の「基礎工事」は、大きく以下の工程に分類できます。
①根切り

重機を使って、基礎のコンクリートが埋まる部分(底盤・地中梁など)を掘削します。
豪快に見える作業ですが、基礎設計上の深さ(レベル)を正確に確保する必要があり、実はとても繊細な作業です。
その土地の土壌状況によって、進度が変わることもあります。岩のように固い土壌であったり、地中に小判が眠っていたり、、、
➁砕石敷き

掘削された土壌表面に砕石を敷き、基礎底盤の深さレベルが一定になるよう整地した後、地固めをします。
レーザーで深さを測り、べた基礎の底盤下端レベルを考慮しながら砕石を敷いていきます。
③捨てコン

「捨てコン」は、作業に必要な下地的な役割や、基礎の高さの基準となる役割を担います。基礎本体のコンクリートとは別物で、建物の強度とかかわらないコンクリートになるので、「捨てコン」(捨てコンクリート)と呼ばれているそうです。「基礎の基礎」と呼びたいところですが、ネーミングした人は冷たいですね。令和の現代ではコンプラに引っ掛かりそうです。
④配筋

コンクリートを打設する前に、構造計算された所定の組み方で、鉄筋を配筋します。
鉄筋は、コンクリートが苦手とする「引っ張りの力」に強く、建物の強度を確保するために欠かせません。
また、土台や柱を基礎に固定するための金物(アンカーボルトやホールダウン金物)も、このタイミングで設置します。
⑤打設

コンクリートを型枠に流し込み、鉄筋の隙間や型枠の隅々までいきわたるよう、振動を起こす機械を使いながら打設し、高さを均一にならします。
基礎立上り部の上端については、土台が乗る部分であるため、建物の水平に大きく影響します。そのため、通常のコンクリートを打設後、レベラーと呼ばれる通常よりも流動性の高いコンクリートを最上部に流し込み、基礎立上り部の水平を確保しています。
加賀妻では現在、一体打ちと呼ばれる工法で、底盤と立上りを一度に打設しています。打設後に5日間の養生期間を確保した後、型枠を外すことで基礎が完成します。

以上が、基礎工事の大まかな説明となります。
次に、確認事項について説明します。
基礎工事は、基礎屋さんが「遣り方」(前回ブログの内容です)をもとに作業を進めてくださりますが、監督として現場での確認作業がとくに重要になるのが、コンクリート打設前の最後の工程である④の配筋のタイミングです。
一度コンクリートを打設してしまうと、不備や変更があった際に調整することが極端に難しくなってしまうため、打設前の段階で最終確認を行う必要があります。
そこで、配筋時には、以下の項目を重点的に確認しています。
・図面通りに型枠が設置されているか
・人通口やスリーブの位置
・配筋の種類(組み方)
・鉄筋のピッチ(間隔)、径(太さ)
・型枠、地面からのかぶり厚
・継ぎ手補強、配管補強
・土台継ぎ手や柱との位置関係
・アンカーボルトやホールダウン金物の設置位置
上記の確認事項は、図面との整合性を確認するという目的でもありますが、コンクリートの強度を保つためや、基礎が建物本体としっかり固定されるためにも重要な内容となっています。
そもそも、コンクリートは「圧縮の力」には強い反面、「引張の力」には弱いという性質があります。この弱点を補うために、引張の力に強い鉄筋を適切に配置することで、コンクリートと鉄筋の両方の特性を活かした強固な構造となります。
加えて、ただ鉄筋を入れとけば良いという訳ではなく、建物にかかる力の種類や強さに応じて、鉄筋の太さや組み方も変わります。構造計算された適切な配筋を施さないと、コンリートの強度が不足してしまうこともあり得るからです。
そのため、目に見えなくなる部分ではありますが、設計図(基礎伏図・配筋図)と照らし合わせながら、配筋が正しく施工されているかを確認することが重要になります。(もちろん、基礎屋さんはじめ他の業者さんも図面通りの適切な施工をして下さるので、抜けやミスがないか等、あくまでダブルチェックとしての確認です。そして実際には、監督の他にも設計の方でも再確認を行うので、トリプルチェックになりますね。)
最後に、加賀妻では、立ち上がり部の型枠を設置する前に、実際の現場にお客様に来ていただいて、配筋についての簡単なご説明と確認の機会を設けています。コンクリート打設後は見えなくなってしまう部分なので、お客様の目でも確かめていただきたいという目的があります。お客様の確認も含めると4回目のチェックでクアドルプルチェックになりますね!!(?)
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久々のブログの割には張り切って長々とした説明となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
文章を書くのが苦手で、途中読みづらい箇所もあったかと思いますが、頭の整理にもなるので、新人の私はブログをかくべきだなと思いました!
加賀妻の監督が密かに行っている基礎工事の確認事項について、その内容の一部を明らかにしたところで、今回のブログはこのあたりにしたいと思います。
菊池






