こんにちは。新入社員の菊池です。
入社してから二か月が経とうとしています。
入社して間もなく、新築工事が3棟立て続けに始まり、そのうちの一棟が上棟しました。
この二か月間は、基礎工事から上棟までの流れを学べる時期になったとおもいます。
今回のブログでは、家づくりの最初の工程となる「遣り方」について、
その一連の流れを自分なりの言葉で説明し、指導していただいたこと、注意点や重要な点について皆様と共有できたらと思います。
「遣り方」
遣り方は、簡単に言えば、まっさらな敷地に、家の土台となる基礎の寸法や高さの基準を出していく作業になります。
設計図面上のすべての線は、どんな小さな窓や造作家具にしてもそれぞれの寸法が割り振られていて、
遣り方は、それらすべての基準を定める重要な工程になります。
紙に書かれたすべての線と寸法が、実体として目の前に現れる最初の瞬間でもあるので、新人の自分にとっては、感動&興奮するポイントでもあります。
実際の作業のざっくりとした説明となりますが、
まず、基準となる点を定め、その点が敷地境界からどのくらい離れているのかを確認し、
そこから敷地境界と平行な線を引いて基準の線を定め、順番に建物の外周の概形を出しながら正確な寸法を追っていきます。
最後に、寸法がとれたら、基礎の芯と上端高さがどこに来るのかを「糸」で印をつけていきます。
便利な道具を使いながらではありますが、直角を出したり、二等分線を引いたり、三平方の定理で求めた対角線の長さを用いたりと、あの時習ったことを直接使うことがあるとは、などと思ったりもしました。
(勉強嫌いのお子様に、勉強を頑張れば遣り方ができるぞと伝えれば、うまく説得できるのではないでしょうか。)
作業自体は基礎屋さんがしてくださりますが、どのような点に気を使っているのか、監督としてどこに注意して確認すればよいのかを知るためにも
基礎屋さんの作業を見て実際に覚えるようにしています。
監督として遣り方で注意するべき点は、現状の図面と相違がないかという点はもちろん、
実際の現場でしか分からない問題や、今後の工程に支障がないかという点にも注意する必要があります。
例えば、周辺の物(電柱や電線、隣地の軒など)や既存の設置物が近い場合、それらが敷地にどのくらい干渉してくるのか、
建物と周辺の物それぞれの隙間に余裕があるかなどを確認する必要があります。
また、建物が敷地内に収まっているからといっても、作業に必要な足場が入るか、今後の作業で支障をきたす可能性はないかなども確認する必要もあります。
これらはすべて設計段階で想定されたものではありますが、敷地内に実際に寸法がとられた状態、つまり遣り方が完成した時点で再度確認をすることで、
今まで見えてこなかった問題点や注意点があった際に、早めに気づくことができます。


今回は「遣り方」について色々と書いてみました。
次回からも工程ごとにブログを書いていこうかと思います。
菊池






