構造性能

地震や台風に耐えるための性能

01.「建築基準法+α」の構造性能を目指す

構造は建物の基本です。これに根本的な不具合があると、それを改善するには建替えるしかないと言っても過言ではありません。また、地震や台風などの自然災害が多いわが国においては、 耐震性や耐風性を十分に高めておかなければ、やはり短命な住まいになってしまいます。加賀妻の住まいは、グリッドに綿密な構造計画を行い さらに確かな大工技術によって、強固な構造体がつくり上げられます。 さらに、建築基準法×1.25倍の地震力でも崩壊・倒壊しないレベルの 構造耐力を基準にしています。加賀妻では、柱頭柱脚の金物チェックをN値計算で行っております。建築基準法の改正により、木造住宅は「金物工法」による施工が前提となってきました。告示通りのチェックでは徒に接合金物の使用量が増加するケースが出てきます。事前に「N値計算」によって接合金物のチェックを行うことで、様々なメリットを生み出すことができます。

N値計算を行い、柱頭柱脚の接合金物の仕様を決定します。
耐力壁(面材、筋かい)が取付く全ての柱の柱頭柱脚の軸方向力(N値)を計算し、どの接合金物を使用すればよいかを算出して、計算書を作成します。
プランにもよりますが、建設省告示第1460号の仕様通りで接合金物の仕様を決定した場合より、かなりの割合で金物使用量を減少させることができます。コストダウンにもつながります。

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02.性能・品質が明確な構造材を使う

加賀妻では、わが国においてもっとも品質管理に優れた木材生産者のひとつである、山長林業・山長商店と顔の見える関係を作り、強度や含水率など、木材にとって重要な品質が確かな紀州材を使った家づくりを行っています。山長商店のJAS製材品は、JAS法による品質の表示が義務付けられその表示から強度・含水率等を知ることができます。表面割れの少なさと低い含水率を両立させる高い乾燥技術と全量検査による徹底した強度・含水率管理を実施し「無垢材」でも強度・品質が「集成材」とほぼ同等あるいはそれ以上に安定しているJAS製品を生産しています。

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03.地盤を調査し、基礎地盤の状況を把握する

基礎地盤の性質は目視では分かりません。 この見えない部分の安定性・安全性を測るために品質を調査して、地盤の状況を把握します。これにより、始めて安心して住まいを建てられます。建物に対する基礎地盤の耐久性-地耐力-への関心が一層高まっています。地盤沈下による亀裂や雨漏りなどのさまざまな障害。軟弱地盤における住宅のトラブルなど。加賀妻は、測量、調査から分析、設計、そして適切な施工の提示にいたる一貫したエンジニアリングを持っています。

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04.基礎をしっかりつくる

加賀妻の基礎は、高い技術力によりベースから型枠を浮かせて組みます。これにより、ベース部分と立上り部分を一体にコンクリートを打設します。基礎がより強固なものになり、またシロアリの侵入を防ぎます。また、基礎の出隅部分にコーナーハンチを設けて、基礎の剛性を高めています。

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