前回の写真を覚えていますか?
こんなものの写真でした!よ~く見るとなんだか数字が書いてあります。
左には水平などと書いてあります・・・と言う事は水平器!!っと思うのですが、
水平器は水平器でも水道屋さんが排水などの勾配を正確に施工できるように
あらかじめ勾配が付くように細工がしてある道具です。
写真の様に使用し勾配を確認します。矢印の方向に100分のいくつの勾配になっている
などの確認が出来ます。うまく出来た道具です。
さて、今回の道具は上の写真の手鏡のようなものです。さ~~みんなで考えよう!! (^岩^)
月別: 2010年4月
加賀妻の配筋工事
建物を建てる上で重要な工事になるその一つが基礎です
その中でも、配筋は大切な部分です
木造において、鉄筋は土に面する部分は6㎝以上、空気中に接する部分は4㎝以上と決まっていますが、実際にそのように施工されている現場が多くありません。
配筋時には、ちゃんと取れているか確認することも大事です
ベース部分、立ち上がり部分も図面通りのピッチになっているか確認が必要です
出隅部分は横の動きに対して、弱い部分です。そのため出隅には斜めに配筋を施し、
強化を図っています
また、出隅の鉄筋はあえて内側に施工することにより、横の動きに対し、爆裂・破壊が起きにくいようにしています
通常木造の場合、異形鉄筋を使う場合フックはいらないのですがあえて加賀妻では施工しています。これにより縦の動きに対しての爆裂・破壊が起きにくいようにしています
鉄筋は空気中に触れていると、どんどんさびて劣化していきますが、コンクリートと密着すると止まります(難しい話になるので割愛しますが、鉄筋とコンクリートのいいとこどりで、頑丈な基礎になります、昔は密着を良くするためにアンカーをわざとさびさせていたこともあるので、配筋時の錆は気にしなくて良いレベルです。)
上下・左右にも動きにでも過剰かもしれませんが、あえて一手間くわえている加賀妻の配筋です。
是非見ていただければ、頑丈な基礎であるのを分かっていただけるとおもいます。
柱のはなし
加賀妻マニアの方ならご存じ!! 構造材は和歌山の山長商店さんから、仕入れています。これは十数年変わりません。
最近では集成材の方が強いと言われていますが、山長さんの材料も決して負けていません
強さの指針値でも全国の基準値を上回る結果が出ています。
写真は横になっていますが、杉柱の写真です。大壁になる柱には1本1本この刻印がされています。 E90と書かれているのが、ヤング係数とよばれ、木の粘り強さを表す数値です。E90の強度になると、柱に使っていいと言われる強度を遙かにしのぐ材であることが分かります。
SD20とは、乾燥率を刻印しています。
また無垢の柱では、国内ではじめてJASの規格が取れたのも山長商店さんです。
JASではそれ以上の強度があっても規格登録しているので、E90と刻印されていますが
実際計るとE100~110位杉で出る物があります。
それ以外にも柱の1本1本には、製造番号が付いていて、何時取れた木で何時加工した物かも分かるようになっていて、品質管理も十分されている安心の材料です。
ぜひ完成見学会だけではなく、構造見学会にも参加して頂き、木の良さを見に来てください
(YOSHI)
F邸のOM見学会!
山登り
今担当している現場近辺で、有りがたい事に通りがかりのある方がリフォームのお問い合わせをして頂きました!!さっそくお家の方に現調に向かうため徒歩で後を付いて行ったところなんと山に入って行ったではないですか(^_^;)
道という道は無く本当の山道を歩いたのですが、気付いたら頂上に差し掛かかっていました
私よりご年配の方なのに歩くペースが速く付いて行くのがやっとでした(^_^;)
ほぼ毎日のお散歩に山を越え海に出るそうなんです…どうやら私が出会った場所はお散歩の終点近くだったみたいです。
なかなか触れ合えない自然に直に触れる事が出来て凄く気持ち良くリフレッシュすることが出来ました☆
またこういった自然を守っていきたいですね☆
雄介