大磯町にあり、周囲には山並みや神社等があり緑の色濃く残っています。敷地は東側が道路に接道しており、南側には隣家の駐車場と建物が迫ることが想定されました。また、北側に駐車場1台とアプローチを南東に計画したことで、自然にT字型のプランとなりました。高さ制限も厳しいことから、屋根は寄棟と切妻の組合せで一つとし、軒を出しながら建物の高さを出来るだけ低く抑えて、環境に馴染むような佇まいを心掛けました。内部は梁組と柱を整えながら魅せ、直天井と屋根形をそのまま表した杉板張の天井、壁は漆喰、床は益子の浮造りの杉とし、住み始めから身体に馴染みやすい住まいとしています。